街は生きている

タイトルはドラクエ5の有名なbgmの曲名からです

2017-01-01から1年間の記事一覧

ジュディ・オング

遠くのものをみると目が良くなる。 そう言われて育った。 家のベランダから両手足を使って手すりによじ登り、まだ見えない景色を得ようとした。 遠くには斜面がぎゅーっと一箇所に集まって山頂をなしている。眼下には家々。どうやら僕が住んでいたところは少…

Cien Años de Soledad

Spotifyという音楽アプリが優秀すぎて(アップルミュージックよりこっちの方が好き) 思わず月額1000円の有料会員になってしまった。 これまた優秀なミックスプレイリストが提供されているのだけれど、 なんとなーく聞き流してる曲が調べてみると70年代のソウ…

カイピリーニャ

知見を広めようと 興味のある分野の難しめの本をちょっと無理して手に取って見た。 不思議なものですどの本をあさっても登場する クロード・レヴィ=ストロース。(それと原広司) 気づけば自分の中で重要な存在になっています。 研究室の趣味プロジェクト(超自…

Everything is good and ブラウンな感じ

言語によるコミュニケーションがなくても 日本人は場を察知し、感情を読み取るいわゆる空気読むって能力が長けているのは海外旅行を経験してわかった。 そういえばポケモンは鳴き声で感情表現をする生き物だし、(ニャースは例外として) 日本語を話す者同士で…

青年は荒野をめざす

けんちくは様々なことに制約をうけるようです。 考えたいことと学びたいことは非常に多く、 分野を飛び越えていろんな角度から魔がさしてきます。 その一方で、 ものづくりの楽しさに惹かれていくうちに ものづくりのぬかるみに足をまんまと取られている気も…

冷たい映画館

ちょっと大きめの丸皿にご飯もおかずもサラダも乗せて 晩御飯を一皿で済むようにしている。 一人暮らしの皿洗いはめんどくさくて仕方なくて、サボると何から何まですぐ部屋は荒れるもんである。 破滅を未然に防ぐのはすごく大事で、 一食一皿という試みに踏…

雨よ逃してよ

生まれた瞬間何を思ったかもしかしたら脳みそは覚えてるんじゃないかと思って想像してみた。 フッと浮かんだ言葉は騒がしいな。 おかんに聞いてみると難産だったらしく、頭が大きくて骨盤が何センチかずれたらしいです。 助産師さんもワイワイガヤガヤしてた…

やみのころも

他人の評価が気になりだして、 苦笑いと嘘の自分を演じる自分が主人公の一人演劇。 誰かに認められたくて、 社会の1人としてカウントされたくて、 精一杯自分を要求するけど 失敗して自分を責めて、成功して嘘泣きして、 気がつけば自分で自分をやみのころも…

クアドラロス

いよいよ都市生活に疲れているみたいです (TSUTAYAのせい) 疲れているって言えちゃうくらいだから左程重度な都市病ではないにしろ、じわじわ低音が内に響いてくる感じです。 低音でも低温でもどっちでもいいです。 先日ひったくりの金髪お兄さんは髪を掴まれ…

ブラジルを目指す青年と空飛ぶ馬の都市インフラ1

昔、大阪の地下を掘ってブラジルを目指した青年がいた。 青年の口癖は 「ブラジルはあとちょっとすぐそこだ!」だった。 彼は来る日も来る日も穴を掘って遠く1万6000キロ離れたブラジルの首都リオデジャネイロを目指す。 10年がたった。 青年の父は家族をの…

ソウルフードI

今回は福岡のソウルフードを紹介したい。 1.牧のうどん/ごぼう天うどん 福岡のうどんは唇で嚙み切れるほどコシがないのが特長。 その麺と、ごぼう天の歯ごたえの抜群のコンビネーションを体感してほしい。 2.梅ヶ枝餅 太宰府天満宮の参道にある銘菓の餅。 近…

ドラゴンクエストⅪ

16年前、叔母の家に遊びに行った日に、 歳の離れた従兄弟が全クリしたドラクエ7で遊ばせてくれたのです。 当時7歳の僕は、はじめてゲームを触った高揚感(それまではコントローラーに触わることすら許されなかった過去がある。)ですごく鮮明に覚えています。 …

あなたってふしぎな子ね

表題はカポーティ作 SUMMER CROSSING(邦題:真夏の航海) の冒頭の一文から。 去年の今頃、バイト帰りの海の中道線の電車で読んで衝撃を受けた小説である。 ピンが立っている所が自宅、ハートマークがバイト先で、これなんと電車なら1時間ちょっとかかるところ…

HEAT

17.19.24 数字が大きい背番号を、一回り小さい体操服をきた少年たちが囲んで、校庭で黄色い声援を飛ばしている! 試合はどうだろうか。青のチームが負けているようだけれど、黄色のチームは少しずつ押されている様子。 どうだ!?オフサイド。吐息が溢れる。…

江ノ島電鉄とはなにか

福井駅発の夜行バスに乗り込み AM7:00 に横浜駅につく。 横浜出身のバスの運転手からは江ノ島電鉄の車両先頭で車窓を眺めることと、その地域の名物生しらすをすすめられた。 江ノ島電鉄は明治33年11月25日に創立され、明治35年9月1日藤沢~片瀬(現江ノ島…

61キログラム76キログラム

空き家(大野市の新しい拠点)のお掃除をしてきたんだけれど、 そういえば引っ越しをした際、とんでもないガラクタ(スプレーで塗装したコカ・コーラの瓶8本、光る鉄球など)が出てきて、四年間の愚かな行為を呪ったのである。 そういった失敗を1度してしまうと…

こういう時(ひどい緊張状態からの解放) 生の肉を食べたくなる。 刺身なんかは深夜のコンビニでも手に入るみたいだけれど、 陸の生肉は少し難しい。 ですから、鳥の刺身や牛の内臓なんかを食べたい時は(もう一度言うけど、ひどい緊張状態からの解放) 少しアイ…

フローラとビアンカ

2010年8月に日本の反対側で起きた出来事を覚えている人はどれくらいいるだろうか。 この時、チリでは鉱山の落盤事故がおきていた。 生き埋めになった33人の生存者が確認された。 2012年12月、ぼくはビアンカを選んだ。 2017年7月17日、ぼくは牛肉コロッケを…

だもら

だもらという今年の三月から始めて、未だにたらたら書いている物語がある。 だもらは原宿通りにあるセブイレブンの店員さんで、フルーツでも街の名前でもない。 彼に関する記述を少し。 身体がでかい黒人である。 朝の早い時間だけ働いている。 メガネを7種…