青年は荒野をめざす
けんちくは様々なことに制約をうけるようです。
考えたいことと学びたいことは非常に多く、
分野を飛び越えていろんな角度から魔がさしてきます。
その一方で、
ものづくりの楽しさに惹かれていくうちに
ものづくりのぬかるみに足をまんまと取られている気もします。
デザインや設計が上手い、それだけで本当に良いのか。
図面をひくことだけが建築家なのか。
連中の評価をもらって報われるのか。
近づけば近づくほど遠ざかる砂漠の急勾配を走っているようです。
虚空だと思います。
いま多分ものづくりの魔との戦いに立ち向かう時がきています。
最後の最後に知識も知恵も経験も全て捨てる覚悟はあるか。
本当に良いものを作るという強い意思と執着心があるか。
暗闇はまだまだ長く続くだろう。