街は生きている

タイトルはドラクエ5の有名なbgmの曲名からです

三都制圧襲学旅行

 

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おばあちゃんに刺し子を教えてもらいました。指先のセクシーレベルが上がりましたし(指先の痺れがえぐいを聞き間違えた後輩の言葉ですが、かなり気に入っているので最近多用してます)、楽しかったのが何よりの経験です。

 

なんていうか、覗いてると絵を描いていくイメージでしたが、実際やってみると立体を作っていく感覚でした。

 

簡単にいうと、縦横をズラしながら縫って、マイナス模様同士に亀甲模様になるように糸を通していくだけです。

まあ例の単純なものほど複雑に作れって教えです。

そういう感じであらゆる事柄を専門分野の言葉を借りながら解釈していくと血肉になってる気がします。気がするだけです。

 

それはそうと、

この柄は、彼女が初めて刺し子に挑戦した時の柄で、関係のなかった糸が少しずつ模様になっていく楽しさを実感してほしいという思いで僕にこの柄を選んでくれたようです。

 

いよいよ建築みたいな話になっちゃいましたね。

 

自分の布が完成した後、

おばあちゃんの手の細かい大作の数々に感心して、

「これ作るのにどのくらい時間かかるんですか?僕なら早く完成が見たいので徹夜とかしちゃいそうです。」

 

生意気なことを言った後、彼女の答えを聞いて愚問だと反省します。

 

「こういうのは時間じゃないのよ。暇な時にコツコツ進めていけばいいの。」

 

おおらかで、少し語気を強めたことばになんだか救われました。

1日に同じだけの時間をもらってるのに、僕は彼女と同じ時間軸を歩んでないとさえ思ったのです。

 

僕は時間の浪費者。彼女のように、時間と仲良く生きていけたらいいなと本気で思いました。