Medellín
10年前ちょうど高校受験の時か。
旅に出るという格好の付け方を何かのきっかけで偶然覚えた。
旅に出て学ぶことは多い。
不安を連想する。
不安は時に、青年の感情を煽り、思いを募らせ、創造的にあるいは破壊的に彼らの両手を育む、青春の炎を燃やす手続きとなるだろう。
それは行く先々で娘さんに恋に落ちる車寅次郎であったり、コンパスと地図を頼りに西へ西へ進む沢木耕太郎であったり、
犬橇で北極点に到達した植村直己の描写から伺える。
写真はある島へ向かう途中で出会った、
何かの養殖のための棒が、水面に林立する風景。
優れたFoodscapeは食や農、漁など、しぜん"山河大地"の中に人間の生業の風景を創出する自然"人為的でないありのままの姿"を育む。
(自然≠しぜん)