あなたってふしぎな子ね
表題はカポーティ作
SUMMER CROSSING(邦題:真夏の航海)
の冒頭の一文から。
去年の今頃、バイト帰りの海の中道線の電車で読んで衝撃を受けた小説である。
ピンが立っている所が自宅、ハートマークがバイト先で、これなんと電車なら1時間ちょっとかかるところを船で行くと20分で到着するというわけだ。(帰宅は終船がない)
くそ猛暑。
海風を浴びた潮っぽい肌は
肉体労働で噴き出た汗を伴って
終電のクーラーで急速に冷やされる。
夏の電車は不快
不快なんだけど読書する
(車内では他人を観察したり、女子高生のゲブリ話しに耳を傾けるよりよっぽど趣味がいいと思ってる)
そういえば、
カポーティの真夏の航海の話だけど、
特に夏っぽさもは感じられないし、
船海に出る描写もなく、
タイトルに裏切られる話(良い意味で)でした。